振袖は寒い?おすすめの防寒対策!

公開日:2023/09/15  

振袖

成人式は毎年寒さの厳しい1月に行われます。今までに振袖や着物を着る機会が少なく、冬場に振袖を着るとどれくらい寒く感じるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は成人式ではどんな寒さ対策をすればよいのかとおすすめの防寒対策について紹介していきます。防寒対策の参考にしていただければ幸いです。

振袖着用時の防寒対策は必須?

振袖は薄く繊細な生地を使用しているため、冬に着用すると寒いのではと思う方も多いでしょう。しかし振袖の下には肌襦袢や長襦袢を着用し、さらに体型補正用のタオルを巻きつけたりと何枚も重ね着をします。さらに帯を巻くためお腹や胴体部分は寒さを感じにくいです。

しかし振袖の袖口は洋服より大きく開いており、首元は襟をぬいて着付けをします。足元は草履のためは外気にさらされやすいためとくに指先、首元、足元の寒さ対策が必要です。どんな場所で式が行われるのかも、防寒対策が必須かどうか判断する1つのポイントになります。

式の会場がホールなどで暖房がよく効いていると想定される場合は、防寒対策を入念していると暑く感じる場合もあります。式の会場が体育館や公民館など、暖房の設備が充分整っていないと想定される場合は冷えやすいため防寒対策が必要です。

自分の地域の成人式がどこで行われるのか調べたうえでそれに応じた防寒対策をしましょう。

振袖着用時におすすめの防寒対策

振袖選びは入念にしたけれど、防寒対策についてはあまり考えていなかったという場合もあるでしょう。コーディネートの雰囲気を邪魔せず、寒さを防げるおすすめの防寒対策を紹介していきます。

カイロ

振袖着用時は指先が冷えやすいため、張らないタイプのカイロを手に持つとよいでしょう。体温調節もしやすく、すぐにしまえるためおすすめです。

5本指ストッキング、靴下

振袖着用時は、足が外気にさらされ寒さを感じやすいです。足袋は薄い生地で作成されているため、素足で履くのではなく、足袋の下に5本指のストッキングや靴下を履くとよいでしょう。上から足袋を履くので、指先のわかれたタイプのストッキングや靴下を選びましょう。

重ね履きをしても窮屈にならないように、足袋は大きめのものを選ぶとよいです。和装用のタイツや靴下、防寒足袋などの商品もあるので足元の寒さが気になる場合は活用しましょう。

ストッキング・レギンス

振袖の裾がめくれてしまうと足元が見えてしまう可能性があるため、足元に重ね着をする場合はストッキングかベージュのレギンス、もしくは丈の短いレギンスを選びましょう。着圧タイプやお腹までカバーするタイプのレギンスは脱ぎ着しづらいため、股上が浅く着圧のないタイプを選びましょう。

アームウォーマー

移動中や屋外にいるときはアームウォーマーをつけるとよいでしょう。ネイルをしている場合はアームウォーマーにひっかからないように注意しましょう。

防寒インナー

振袖は袖口が大きく開いているため、洋服よりもインナーが見えやすいです。袖口から出てしまわないように半袖や、5分袖くらいのものを着用しましょう。着付け時に襟をぬくため背中側が見えやすいです。

襟元の深いタイプのものを選んだり、前側の襟元の深い部分を後ろ側に持ってくるなどして、インナーが見えてしまわないようにしましょう。着物用の防寒インナーや防寒キャミソールもあります。防寒インナーを着ると暑くても脱げないため、成人式会場は暖房が効いている場所ではないか注意しましょう。

ショール・ストール・ケープ

襟元が開いている振袖は首元の防寒対策が必須です。ショール・ストール・ケープなどで首元を防寒しましょう。定番のファーのショールや、シックなストールやケープであれば普段のコーディネートにも使えるためよいでしょう。ショールやストールは屋外でのみ着用し、室内に入ったら外すのがマナーです。

成人式当日の天気が悪い場合の対策

成人式当日が、雨や雪の場合振袖はどんな対策をとればよいのでしょうか。紹介していきます。

大きめの傘を準備する

振袖は袖や裾が長く洋服に比べて生地をたくさん使用しています。歩くたびに生地が揺れ動くため、小さめの傘では振袖を雨から守るのが難しいです。雨の場合は大きめの傘を準備しましょう。

替えの足袋を準備する

草履では足元がぬれたり、汚れたりしてしまいます。すぐに履き替えられるように替えの足袋を用意しておくとよいでしょう。雨除けの草履カバーも販売されています。

靴を履き替える

雪が降ってしまった場合などは草履では歩きづらいため、屋外ではブーツなどを履き室内では草履に履き替えるとよいでしょう。当日の朝では準備が間に合わない場合もあるため、早めから成人式の日の天気を確認するようにしましょう。

まとめ

振袖は寒いのかとおすすめの防寒について説明しました。振袖は薄く繊細な生地を使用していますが、襦袢を重ね着したり、体型補正用のタオルを巻いたり、帯を締めたりするので、体の中心はあたたかいとわかりました。

足元は草履を着用するため、冷えやすく袖口や襟元は空気が入ってきやすいため足元、指先、首元に関してはとくに防寒が必要です。成人式の会場が暖房の効きがよい場合は、防寒インナーを着てしまうと暑く感じる場合もあります。

自分の成人式の会場を確認して、それに応じた防寒をしましょう。当日が雨や雪の場合は大きめの傘や、替えの足袋、を準備する、雪や大雨で足元が悪い場合の移動はブーツ、室内では草履を履くなどの工夫が必要です。当日慌てないためにも早めから天気を確認しましょう。

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