振袖が着崩れてしまったら?原因とお直しのやり方を解説!

公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/02/16

群馬県館林市で振袖を探している方に、本記事では振袖の着崩れの原因とお直しのやり方について紹介します。どんなに綺麗に着付けても、歩いたり座ったりすると着崩れてしまう場合もあるでしょう。そこで、着崩れの主な原因を知って対策しましょう。また、もし着崩れてしまっても安心できるように自分でできるお直しのやり方の紹介です。

着崩れの原因を知って対策しよう!

着崩れの主な原因は3つ、①締めが甘い、②体型の補正がしっかりとできていない、③動き方に問題があることです。つまり、着崩れしないようにするためには着付けの段階で充分に気を付けなければいけません。また、振袖を着た後の動作も注意が必要です。

締めが甘い

振袖の生命線ともいえる帯下の腰紐の締めが甘いと、すぐに着崩れしてしまいます。苦しいのは嫌だと、軽めに締めていませんか?ですが、着崩れしないように腰紐と長襦袢を一緒にしっかりと締める必要があります。また、しっかりと締めることで苦しくなってしまう場合は、腰紐を締める位置が正しくないこともあります。締めても苦しくならない部分を探し、着付けの方と相談しながら腰紐を締めてもらいましょう。

体型補正ができていない

振袖は体型補正が甘いと着崩れてしまいます。胸のボリュームを押さえたり、細身の方の場合はウエスト周りにタオルを巻いたりといったこともあるでしょう。普段のおしゃれと和装時のルールは違います。スタイルが悪く見えるのは嫌だと思うかもしれませんが、着付けの方にお任せしましょう。

着付けの際に行っている体型補正には、着物を着た時にしわが出にくく、振袖姿を美しく保つ効果があります。着物のしわによる着崩れは徐々に起こります。体型補正はしっかりと、着崩れ防ぎましょう。

動き方に問題あり

振袖を着て歩くことや階段の上り下り、座り方など慣れている人は少ないはずです。振袖を着ている際には歩く幅を小さく、内股を意識して動作をコンパクトにしましょう。振袖を着た時にふさわしい立ち振る舞いですし、着崩れ対策に抜群です。

また、草履のかかとから1cmほど足がはみ出すサイズのものを選ぶことで、振袖の裾を踏むこともなくなり、美しい振袖姿に見えます。振袖の裾を踏んでしまって、着崩れてしまう可能性もあるので、草履のサイズにも注意してください。

振袖の着崩れは自分で直せる?

しかし、どれだけ気を付けていても振袖の着崩れは付き物です。着崩れしてしまった際に自分でお直しをうる方法さえ分かっていれば安心です。コツを押さえれば簡単に対処できるので紹介します。

衿元のゆるみ

衿元のゆるみを直すためには、手を左の身八つ口から入れ、下前(前身頃の内側)の衿を引っ張ります。その後、胸紐にゆるみを挟むようにし、左手で半衿を掴みます。最後に右手で帯下の衿先を引っ張り、おはしょりを整えます。

胸元や脇周りのゆるみ

上前(前身頃の表側)を手でなぞり、たるみを右側に集めます。集めたたるみを帯の中に入れ込んでお直し完了です。振袖の胸元はデザインを無地にしてぬけ感を作ったり、大きな柄や差し色など、アクセントを入れたりしていることが多くなっています。胸元がゆるんでいると振袖の美しいデザインが引き出せません。ゆるみには注意が必要しましょう。

おはしょりのゆるみ

上前のおくみ線とおはしょりの縫い目を合わせて、余分なおはしょりを帯の中に入れます。帯と振袖の隙間に指を入れて左右に動かすことで、たるみを寄せて平らにします。おはしょりはピシッとしておきたい部分です。スタイルアップして見えるよう、おはしょりのたるみには気を付けましょう。

上前が下がる

上前が下がってしまった場合には、おはしょりの下から上前の衿先を持ち上げます。下がってしまっている分の振袖を腰紐の中に入れ込んで、上前を調節。上前が下がっていると裾を踏みやすくなります。裾を踏んでしまうと着崩れてしまうので注意してください。

帯が下がる

帯が下がってしまった場合は、両手を帯の下と振袖の間に入れて引き上げます。それから、小さいタオルを帯の下に差し込むと、ゆるみがなくなります。帯はボリュームがあるのでどうしても下がってしまうことが。念のため、小さいタオルやハンカチなどの小物をバックに入れておくとよいでしょう。

腰回りのゆるみ、だぶつき

腰回りのゆるみは、ゆるい部分を両手でなでながら上の方に集めます。おはしょりの下の腰紐に挟み込んで、おはしょりを平らに整えれば、お直し完了です。背面のだぶつきは、鏡でチェックをしてみましょう。

事前に練習してみるのもアリ!

せっかく振袖を着たのに、着崩れてしまったらどうしようと不安があるでしょう。不安があると振袖姿が楽しめなくなりませんか?成人式では振袖の着付け時に、着付け師からお直しの方法を教えてもらえます。しかし、当日はバタバタしていて、実際には覚えられないこともあるかもしれません。

そこで、事前に数回振袖のお直し稽古をしておけば、着崩れした時にもさっと対応できます。短期の着付け教室など、行っているお店もあるので調べてみるとよいでしょう。

まとめ

振袖の着崩れの主な原因は、腰紐の締めが甘い・振袖着用時の動作に慣れていない・振袖着用時の体型補正が甘いことの3つです。着崩れを最低限にできるよう、着付けのプロにお任せしましょう。また、振袖はどんなに注意していても着崩れることもあります。着崩れてしまった場合には自分でお直しをしてみてください。もしお直しできるか不安がある場合は、事前に練習しておいてもよいでしょう。

 

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