振袖の柄にはどんな種類がある?それぞれの柄の意味を解説!

公開日:2023/02/15  最終更新日:2023/01/17

群馬県館林市で振袖を探していませんか?振袖といっても、柄の種類が多くどれにするか悩んでしまうと思います。そこで、振袖の柄にはどんな種類があり、意味を持っているのか紹介します。柄の種類は豊富で古典系やモダン、華やかなものがあります。お好み、理想の振袖が見つかるでしょう。

振袖は3つの種類に分けられる

振袖の種類は、大振袖・中振袖・小振袖3つです。振袖は未婚女性の第一礼装で、成人式・結婚式の披露宴・発表会の場で着ることがあります。着物と振袖の違いは袖の長さで、振袖は着物より長い袖になっています。

大振袖

大振袖は引き振袖・お引きずりなどと呼ばれ、振袖の中でももっとも格式が高いものとなっています。袖丈は104~120cm前後と、着用した時には袖が床にすれすれで、くるぶしまでの長さがある形状です。

結婚式では花嫁が着用し、裾部分を引きずるように着付けるようになっています。縁起がよく、華やかなデザインが多いです。近年では身長が高い人も増えてきているので、大振袖を成人式で着用する人も多くなっています。

中振袖

中振袖は、振袖の袖丈の長さが100cm前後もの。中振袖を着用した際には、袖の長さは、ふくらはぎあたりまであります。成人式で着ているものをイメージするとよいでしょう。

小振袖

小振袖は、振袖のなかでももっとも袖が短く、袖の長さは、60~85cm前後です。袖の長さから、二尺袖とも呼ばれています。

小振袖を着用した際には、袖の長さは膝くらいとなり、振袖の中でもカジュアルに着こなせます。卒業式で着用することが多く、ブーツや袴と合わせる着こなしが人気です。

振袖のデザインには意味があった!文様に込められた意味とは

振袖の柄には、着用する人の幸せを願う・おめでたい意味があります。振袖に多く使用されている、松竹梅・鶴・亀・鳳凰・桜・短冊・扇・鼓・鞠など、さまざまです。そこで、振袖の柄に込められている意味をいくつか紹介します。

松竹梅

松竹梅には、生命の輝き・力強さを表現しています。四季を通して茂る松・真っ直ぐに育つ竹・春に真っ先に花が咲く梅の組み合わせです。室町時代から伝わっているおめでたい吉祥文様となっています。

鞠には元々、長い糸を使って作られていることから縁を結ぶという意味があったようです。また、どのような困難であっても丸く収まる・鞠のように弾む幸せがいつまでも続くようにと、おだやかに過ごしてほしいという願い想いが。女の子が産まれた家庭に魔除けとして贈られていたように、縁起のよいものとされています。

桜の一斉に花が咲く様子が、豊かさ・繁栄を表されているようです。また、桜は春に咲くため、門出という意味も。成人式のハレの日にはぴったりの柄とされています。

椿

椿には永遠の美・気取らない美・魅力という意味が込められています。また、一年を通してツヤのある葉をつけている生命力の高さから、魔除けの木として親しまれています。レトロ柄の代表的なデザインの1つです。

鶴は「鶴は千年・亀は万年」という言葉のように、長寿や生命力を象徴しています。その姿は美しさや高貴さがあり、結婚式などに多く使われることも。

亀甲

亀甲は亀の甲羅に由来している、六角形を並べた模様です。この亀甲を連ねていくことで、長寿を願うものとなります。

雪輪

牡丹雪の結晶を抽象的にデザインした柄の雪輪。雪が解けると水に、その水が農作物を育む源となるため、豊作を願う意味があります。

輪郭を活かし、雪輪の中に別の文様を詰め込んで、より一層豪華にデザインしたもの、輪郭の一部を切り取り、弧を描くような斬新な構図をつくりあげるなど、無限大の発想が行えるのも魅力です。

七宝

七宝は、大きさの同じ円がいくつも連続して広がっていく様子を表した柄です。この柄には円満・繁栄の意味があります。仏教の七宝(金・銀・水晶・瑠璃・瑪瑙・珊瑚・しゃこ)と同等の尊く価値がある願いが込められています。

柄の大きさや位置にも注目してみよう

振袖の柄にはさまざまな意味がありましたが、柄の大きさや位置にも注目してみると、それぞれの振袖の印象が変わってきます

振袖のメインの柄は、膝上くらいの位置に大きく描かれているものが一般的。古典柄はその傾向が強くなっており、上品で清楚な印象です。

逆に、大きくメインの柄を置かずに全体的に同じような柄を配置しているものを総柄と呼びます。細かい意匠がすみずみまで丁寧に施されていることから、高級感と優雅な印象となります。

さらに、最近ではメインの柄のない無地の振袖も。一般的な振袖の印象とは違い、着る人の個性を引き立てるデザインとなっています。小物との合わせ方によって、スタイリッシュさを表現できるため人気です。

まとめ

振袖は、袖丈が104~120cm前後の大振袖、100cm前後の中振袖、60~85cm前後の小振袖の3種類。成人式で主に着られているものは中振袖で、卒業式に袴やブーツと合わせて着られているものが小振袖です。

また、振袖に使用されている柄には意味があります。古典柄には、振袖を着用する人の幸せを願う思いや、おめでたい意味など、さまざまな想いが含められています。

さらに、振袖の印象を大きく変化させるものが柄の大きさや位置です。メインの柄が大きくあしらわれているものは上品な印象。メインの柄をなくし、全体的に同じような柄を配置している総柄は高級感のある印象です。振袖のデザインの意味を考え、好みのデザインのものを選ぶとよいでしょう。

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